アルミ A7075 NC旋盤加工後ベンチレース仕上げ

アルミニウム A7075のΦ32バー材をNC旋盤で加工した後、ベンチレースで仕上げます

32のバー材(1m)を使用し、外径はΦ28から30に1段、内径は15.3、全長は17.3±0.1で仕上げます

この様な形状は、ワッシャー、コマ、スペーサー等の呼び方が有り、弊社では最も得意とする形状です

材質が変わっても得意です。例えばステンレス、鉄、真鍮などが挙げられます

A7075 NC旋盤加工

A7075 NC旋盤加工

NC旋盤加工とマシニング加工については、横浜市神奈川区にある東北製作所にご相談ください

当社は横浜市神奈川区にて、NC旋盤やマシニング等の機械を駆使し

切削部品の加工を行っております

多岐にわたる業種との連携もございますので、直接の加工依頼、見積もりやご相談にも柔軟に対応させていただきます

外注加工先でお悩みでしたら、ぜひご相談いただければと思います

既製品では入手できないカスタムメイドな部品の加工も承っております

お問い合わせは、フォーム、電話、またはFAXでお気軽にどうぞ

今回の加工品を順を追って工程を説明します

A7075 NC旋盤加工

A7075 NC旋盤加工

NC旋盤加工

1.チャッキング

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

必要な長さを出してチャッキングします。

弊社はΦ10からΦ70までのチャックを用意しておりますので、チャック代は発生いたしません。

 

2.外径及び端面荒加工

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

荒加工用の工具を使用して、端面と外径を荒加工します。

仕上げ寸法に仕上げ代を加えて加工します。

材料が32の場合、片面2mmを削り、28に加工します。

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

 

3.センター穴加工

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

センタードリル加工は、中心に穴を開ける際の起点として使用されます。

A7075 NC旋盤加工

中心部にわずかに削れた部分は、センタードリルで加工された箇所です。

この工程によって、ドリルが中心を正確に加工するための案内となるのです。

内径の仕上がり寸法が15.3の為、15のドリルを使用すると少しでもズレたり曲がったりを嫌がります。

内径仕上げ後にドリルで削った面が出てしまう事を防ぎます。

 

4.ドリル加工(15ドリル)

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

15のドリルを使用し、下穴を加工します。

製品によってはドリル穴のままでも大丈夫な製品は有りますが、図面から読み取れない場合は内径は仕上げます。

この部分の認識の違いによる見積もりの差異は大きいと思われます。設計者と加工者

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

 

5.内径仕上げ加工

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

内径加工用の刃物を使用し、内径加工をする。

仕上げ代が少なく、荒加工も必要ないため、いきなり内径仕上げ加工をします。

荒加工と仕上げ加工は使用する刃物でも違いは有りますが、超精密仕上げでなければプログラムの違いで対応出来ます。

同じ刃物でも荒加工~仕上げ加工まで位の刃物を使用します。

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

 

6.端面及び外径仕上げ加工

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

外径仕上げ加工用の刃物を使用し、外径及び端面を仕上げ加工します。

外径はΦ28長さ12.3で1段目とし、30まで上げて長さ5を加工します。

切削加工業の風習として、軸(外径)は細く、穴(内径)は太く、一般公差内でそのように仕上げます。

端面は仕上げ代0.2を付けます。

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

 

7.突っ切り加工

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

突っ切り用の刃物を使用し、突っ切り加工をする。

反対側(NC旋盤加工面と逆)の角をC面取り加工する。

ベンチレースで仕上げ加工する際に面取りの工程が削減できるため、とても有効です。

A7075 NC旋盤加工

A7075 NC旋盤加工

端面に仕上げ代+0.2が付いているため、面取りはC0.4位で加工する。

A7075 NC旋盤加工A7075 NC旋盤加工

端面の仕上げ代が付いた状態で落下します。

 

8.引張

材料を引っ張る道具を使用し、必要分材料を出す(引っ張る)

道具及びNC旋盤の動きとしては

材料の近くに道具を寄せる→材料を上から挟む→チャックオープン→必要な長さ引っ張る→チャッククローズ→道具を逃す

以上でこのNC旋盤加工は完成です。NC旋盤のプラグラムが最初に戻り、2個目の加工に入ります。

 

ベンチレース加工

NC旋盤で加工した製品をベンチレースでチャッキングします。

ペダルを踏むと回転が始まります。

手前の刃物は内径面取り用の刃物を取り付けます。

奥側の刃物で端面を仕上げます

全長の長さ17.3±0.05を満足させ、端面は図面要求の仕上がり面を満足させます

以上でこの製品は完成です

 

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