アルミA2017 t18.5×85×85 4角R15マシニングによる非鉄金属切削加工

アルミA2017を使用し、t18.5×85×85 4角R15 4-Φ10.5-6座繰り深さ7

4-M6P1中心Φ60×テーパー穴加工を実施する。

A2017は鋼材に匹敵する強度を持っていますが、耐食性、溶接性が劣ります。

ただし、切削性は良好です。

 

1.マシニング加工 表1工程目

図面から、最適な寸法の素材を購入。

今回は仕上がり寸法はt18.5(厚み)85(縦)85(横)が仕上がり寸法の為、

アルミ合金A2017のt20材を86×86で切断してもらい購入する。

弊社で購入している材料屋さんでは、表面にビニール貼材を納入して頂き、

色によりJIS規格記号が変わります。表面を傷からも守れるし、識別も間違いないです。

 

2.マシニング加工 表2工程

ビニールを剝がし、端面のバリを取りチャッキング

今回は4隅にM6及び座ぐりが有る為、同材質のアルミの板t1を下駄として履かせます。

バイスの高さ35に対し、幅34のt1を作成し、1mmチャッキングする。

 

3.マシニング加工 表3工程

端面をFMで荒加工する。

85幅を加工する為、63のフェースミルを使用し、2回に分けて加工する。

 

4.マシニング加工 表4加工

ラフィングエンドミルによる85×85の4角をR15荒加工

ラフィングエンドミルも各社いろいろな、うたい文句で発売していますが、

安い刃物では無いので、基準となる1本を持つと良いと思います。

今回はR15の為、3mmづつ5回に分けて加工します。

最後の一周は85×85の部分も含め、荒加工します。仕上げ代0.2くらい付ける

ラフィングエンドミルは切子がボロボロになる為、荒加工に向きます。

ちなみにこの時出る切子は

この様になりクーラント油で流れるため、切子処理が楽です。

 

5.マシニング加工 表5工程

センタードリルを使用し、M6P1及びΦ6ーΦ10.3座グリ深さ7の位置決め

位置決めをしておくと、ドリルが曲がって加工される可能性は少なくなります。

 

6.マシニング加工 表6工程

M6P1メスネジの下穴ドリル加工

部品の仕上がりの厚みが18.5の為、本来はショートタイプのドリルを使用しますが、

切子が絡まると部品を傷つけてしまう為、

今回は少し長いNACHI社のSGESの5.1ミドルタイプを使用します。

 

7.マシニング加工 表7工程

10.3ー6キリザグリ深さ7の加工の為、6の穴を開ける。

表6工程と同様にミドルサイズの6ドリルを使用します。

 

8.マシニング加工 表8工程

中心部分ドリル加工

φ35のテーパーシャンクドリルを使用し、中心部分の穴あけ

もう少し太いドリルも必要ですが、ドリルを研げる最大の大きさです。

 

9.マシニング加工 表面9工程

ラフィングエンドミルを使用し、中心部分のテーパー穴の荒加工

Φ60からφ51にテーパー加工をします。

ラフィングエンドミルで少しでも加工し、仕上げの刃物の負担を減らす。

 

10.マシニング加工 表10工程

φ10.3の座ぐり部分のメス角部にR0.3の指示が入ってい要る為、

専用にエンドミルの角部がR0.3の刃物を購入し、使用します。

分かりずらいですが、エンドミルの刃先の角がR0.3になっています。

このRは必要なのかな?とか、分かるかな?とか思いますが、各会社様の使用なので

刃物を購入し、加工します。

見積もり価格に反映出来れば良いのですが、なかなか厳しいです。

 

11.マシニング加工 表11工程

表面の端面仕上げ加工

仕上げ加工用のFMを使用し、端面を仕上げ加工する。

反りや、バリを除去する目的もあるため、仕上げ代は微妙です。

今回は0.05mmの仕上げ代を加工します。

 

12.マシニング加工 表面12工程

仕上げ用のエンドミルを使用し、外周を仕上げる。

仕上げの目的は、寸法を出し、表面精度を図面の要求通り満足させる。

仕上げ用のエンドミルも各社いろいろな特徴のエンドミルが有ります。

 

13.マシニング加工 表13工程

面取りバイト、先端90°非鉄金属用を使用し、全ての面取りをする。

外周、内周、座ぐり、タップ部分を面取りする。

使用する刃物の中心径くらいでプログラムを作成し、1本で全ての箇所面取りします。

 

14.マシニング 表14工程

4-M6P1のメスネジ加工、非鉄金属用のM6タップを使用し、加工する。

 

15.マシニング 表15工程

専用の刃物を作成し、Φ60からΦ51にテーパー加工、角度としては17.354°です。

以上で表面は終了