ステン SUS304 丸棒 NC旋盤加工後長穴マシニング加工
SUS304ステンレスのφ28丸棒ピーリングのバー材(1m)を使用し、
NC旋盤加工後ベンチレースにて端面を仕上げ、
マシニングを使用し、エンドミルにより長穴加工します。
仕上がり寸法はΦ26、長さは11、長穴は幅10長さ13(2-R5+長さ3です)
NC旋盤加工とマシニング加工については、横浜市神奈川区にある東北製作所にご相談ください。
完成品
私たちの会社は横浜市神奈川区でNC旋盤やマシニングなどの機械を用いて、切削部品の加工を行っています。
多様な業種との連携を通じて、皆様のニーズにお応えし、直接の加工依頼、見積もりやご相談にも積極的に対応いたします。
どんな要望にも挑戦し、「これができるか?」「この価格で可能か?」というご質問にもお答えします。
お問い合わせフォームもしくは電話、FAXでお気軽にご相談ください。
既製品では入手できないカスタムメイドな部品の加工も承っております。
弊社のNC旋盤はバー材使用になっていますので、お安くNC旋盤加工が出来ます。
→NC旋盤で素材をチャッキングして出来る限りの加工が出来る、材料の切断料がかからない為
反対の面もベンチレースで仕上げる為、NC旋盤を使用しないので、これもまたお安く加工が出来ます。
皆様のお役に立てるよう、ご協力します。材料が値上がりし、協力工場からの値上げ要求に答えられない等、色々な問題にもお役に立てればと思います。
簡単な加工だけど、数量が少ないけれど、多いけれど等々まずは、ご相談ください。
今回の加工品を写真を使用し、順を追って説明します。
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NC旋盤加工
1.チャッキング
NC旋盤の内側にスリーブを入れ、Φ28のピーリング材がチャッキング出来るように段取りする。
必要な長さを出し、チャッキングする。
ピーリング材は研磨材と比較して安いです。
2.外径及び端面荒加工
荒加工用の刃物を使用し、端面及び外径を荒加工する。
0.2程度の仕上げ代を付け、加工する。
3.センター穴加工
センター穴加工用の刃物を使用し、センター穴を加工する。
4.ドリル加工Φ19.5
仕上がりがカップ型になります
大きい穴として19.5で穴あけ加工します。
ドリルの芯が出て、切削速度が良好だと、ドリルの刃先の両側から切子が出ます。
あまり長い切子が出ると、かさばる為、良き所でインチング(ドリルの出し入れ)を入れ切子を小さくします。
5.ドリル加工Φ9.5
底の部分に長穴幅10を加工するため、下穴として9.5の穴を加工します。
6.内径荒加工
内径荒加工用の刃物を使用し、内径を荒加工する
本来は1本の刃物で、荒加工と仕上げ加工をプログラムで制御出来ますが
今回は荒加工用と仕上げ加工用の2本を使用します。
7.外径及び端面仕上げ加工
仕上げ加工用の刃物を使用し、外径及び端面を仕上げ加工する。
荒加工で付けておいた0.2の仕上げ代を削り、寸法及び表面精度を仕上げる
軸部分は0.05程度細く加工する
8.内径仕上げ加工
内径仕上げ加工用の刃物を使用し、内径を仕上げる
荒加工で付けておいた0.2の仕上げ代を削り、寸法及び表面精度を仕上げる
軸部分は0.05程度太く加工する
9.突っ切り加工
突っ切り用の刃物を使用し、加工品を突っ切る。
突っ切り側に仕上げ代0.2付けておきます
チャック側も面取りしておくと、次工程が楽になります。
パーツキャッチャーを出し、切削品を落下させ受け止める
10.材料引張
材料を引っ張る道具を使用し、必要寸法引っ張る
NC旋盤の動きは、道具を寄せる→挟む→チャックオープン→引っ張る→チャッククローズ→道具を逃がすです。
以上でNC旋盤加工は終了です。
プログラムが先頭に戻り、2個目の加工に入ります。
マシニング加工
11.チャック加工
NC旋盤切削加工完成品をマシニング用のバイスで加工するためにチャックを加工する。
完成品の径25.98+0.02位で加工すると、傷もつかず、良好にチャッキングが出来ます。
12.ラフィングエンドミルによる長穴荒加工
仕上がりが幅10の為、6のラフィングエンドミルを使用し長穴を荒加工する。
2mmおき位にエンドミルは必要になります。
ある程度大きな穴、及び外周はいくつのエンドミルを使用しても良いが
小さな内の加工となると小径サイズのエンドミルが必要になります。
仕上げ代0.2を付け、荒加工する。