鉄 SS41Bのバー材を使用し両端同形状のCNC旋盤加工
鉄 SS41Bを使用し、具体的には一般構造用圧延鋼材SS41BΦ28で、
両端が同じ形状のCNC旋盤加工を行います。
外径M16P1.5おすねじ、内径M6P1めすねじを加工します。
NC旋盤加工とマシニング加工については、横浜市神奈川区にある東北製作所にご相談ください。
SS41とSS400は基本的に同じ規格を指しています。
SS41は古い規格の名称であり、SS400はそれに代わる新しい規格の名称です。
SS41とSS400は加工において同等と扱われていますが、最終的な使用状況やミルシートの提出要求などには注意が必要です。
丸棒については、本当は黒皮の場合はSS400、磨きの場合はSGD400と正確に表記する必要がありますが、注意が必要です。
同じものを新旧の表記、外観での表記等、お客様が違うと言えば違います。最初に言ってくれればこんなに苦労しないのにと思う事も
当社は横浜市神奈川区でNC旋盤やマシニングなどの機械を活用し、切削部品の加工を行っています。
多様な業種との連携が可能ですので、直接の加工依頼、見積もりやご相談にも柔軟に対応いたします。
既製品では入手できないカスタムメイドな部品の加工も承っております。
最近で多い相談が、今まで付き合いのあった工場が閉鎖してしまい困っているという相談が多いです。
お問い合わせはお気軽に、フォーム、電話、またはFAXでお気軽にどうぞ。
お見積りやご相談お待ちしております。
写真を使用し、加工工程を順を追って説明します。
NC旋盤加工
1工程・・・外径及び端面荒加工
必要な長さを出し、チャッキングする。
荒加工用の刃物を使用し、端面及び外径を荒加工する。
先端部分にM16P1.5のおすねじ、次に13.5幅3隅R1のネジ逃げ溝、その奥に18+0~ー0.06の段を加工します。
2工程・・・溝荒加工
溝幅1mmの刃物を使用し、溝の加工をする。
幅3mmの溝を加工するのになぜ、1mmの刃物を使用するのかと言いますと、
幅3mmに対し、幅の両端の隅R1を(メス角部分)加工し、実際に平らな溝部分は1mmになります。
3工程・・・ネジ加工
Mねじ(ミリねじ)は先端が60°で今回はピッチ1.5の為、専用のサライ刃付きの刃物を使用します。
ねじは完成させるのではなく、0.1程度大きめに加工します。
ここで問題になるのは、ねじの入り口と出口の両端および、溝部分のバリが問題になります。
4工程・・・センター穴加工
先端90°の面取り用、センタードリルを使用し、センター穴加工及び中心M6ねじ面取り
5工程・・・中心M6P1用の下穴加工
今回はロールタップ(盛り上げタップ)を使用する為、下穴のドリルは5.55を使用します。
6工程・・・外径及び端面仕上げ加工
外径及び端面の仕上げ用の刃物を使用し、仕上げ加工をする。
まず、最外径28部分を上から面取り、端面のM16部分も上から面取り
バリの出る方向と、加工方向を考慮し工程を組み立てます。
7工程・・・溝仕上げ
2工程と同じ刃物を使用し、溝を仕上げる。
寸法及び表面精度を仕上げるほか、バリ取りも重要な要素となります。
8工程・・・外径ネジ仕上げ加工
3工程と同じ刃物を使用し、ネジを仕上げる
ネジの入り口及び出口のバリは除去され、きれいなネジが出来がります。
使用者様がケガしない様に面取りを行いますが、加工者は実際に触り、バリが刺さって手にけがを負う事も有ります。
ただし、実際に触らないとバリがどこにあるのか分かりませんし、触ることで出てくるバリも実際に有ります。
9工程・・・中心M6P1タップ加工
今回はロールタップを使用し、中心にM6めすねじを加工します。
以上で片側のCNC旋盤加工は終了です。
おすねじはナットで、めすねじはゲージで検査します。
使用時に合わせた検査を要求される場合が有ります。
反対側をチャックし、1工程目から加工する事により、両側同形状の製品が完成します。
SS400一口メモ
SS400は、【規格・比重・板厚】に関連する用途や機械部品設計の際の注意点です。機械部品を設計する際に必要な情報として、SS400の化学成分、機械的性質、熱処理などのJIS規格の詳細をまとめました。
SS400は、軟鋼または生材としても知られており、最も一般的に使用される鋼材の一つです。熱間圧延や熱間押出しによって製造されるため、柔らかい性質を持っています。
その安価さから、構造材や厳しい性能や品質が求められない機械部品に利用されています。
SPCCは板金屋での使用に適しており、その優れた溶接性のために広く利用されています。
一般構造用圧延鋼材は、機械構造用炭素鋼材(S-C材)と比較して品質が劣るとされています。
SS400は、インゴット製法(溶融した鉄鋼を大型の鋳型に流し込み、冷却して鋼塊を形成する方法)が用いられていた時代には、脱酸が不十分で成分の偏りや内部欠陥が多いリムド鋼であったことがありました。
現在、ほとんどの鋼は連続鋳造法で製造されており、その結果、多くがキルド鋼となっています。また、製鉄メーカーは独自の成分管理を行っており、以前に比べて品質が向上しています。
しかし、規格上あくまで、SS400なので、粗悪品が混じっていても文句は言えないので注意が必要です。
別の鉄切削加工品
SCM440 黒皮Φ32丸棒 NC旋盤+ベンチレース加工
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SUM220 Φ30CNC旋盤加工
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SCM440 NC旋盤加工+ベンチレース+マシニングによる切削加工部品を製造します。
SS400 マシニング加工 t9×32×109のレーザー加工品を追加工
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SS41 □30×20 マシニング加工、管用テーパーねじRc1/4の加工をします。
(株)東北製作所 横浜市 NC旋盤 マシニング
M16 ホーローセット(イモネジ) NC旋盤加工先端R7追加工