黄銅C3604カドミレス 対辺30六角 長さ18.3 超硬ミルスレッドを使用しM27×P1.5内径ネジをマシニング加工

黄銅C3604カドミレスの対辺30六角材を使用し、マシニングによる非鉄金属加工をします。

今回の形状は旋盤で加工した方が早い形状ですが、六角部分の面取りが手作業による

ヤスリでのバリ取りは大変で、なおかつ内径の底部分が平らの止まり穴の為マシニングで加工しました。

内径M27×P1.5のメスネジはタップではなく、ミルスレッドで加工します。

材料屋さんに30六角材を長さ19で切断して頂き、納入して頂く。

 

1.表面バイスにチャッキング

六角材は対辺が平行の為、バイスにはチャッキングしやすい。

ノコ切断の為チャッキング部分はヤスリでバリ面取り

2.表面端面荒加工

非鉄金属用のチップを取り付けFMを使用し、端面を荒加工する

 

3.表面端面仕上げ加工

非鉄金属用のチップを取り付けFMを使用し、端面を仕上げる

写真では分かりにくいが、表面はきれいに仕上がる。

試作時に恰好を付けて仕上げ加工を入れたのでやめられない

 

3.表面面取り

面取りバイトを使用し、六角部分の面取りを実施。

裏技として、6カ所の角部分はR0.3程度の加工プログラム組むと丸の為バリっぽくならずに済みます。

以上で表面の加工終了

 

1.裏面バイスチャッキング

裏面は表面で加工した面を裏としてチャッキング

表面チャッキング時と変化は有りません

 

2.裏面端面荒加工

非鉄金属用のチップを取り付けFMを使用し、端面を荒加工する。

ここまでは、表面加工と同一工程です。

 

3.裏面穴あけ

今回は止まり穴の為NACHI社様のアクアフラットドリルを使用します。

本来は傾斜面の座ぐりや、タップの止まり穴等に最適ですが、過去に使用したドリルが有る為

底面止まりの時使用します。

見ずらい写真となりましたが、中心部分までほぼ平らで次工程のエンドミル加工を楽にします。

 

4.エンドミル下穴加工

今回は止まり穴の為、Z方向(深さ)に加工できる

ユニオンツール様のCZSシリーズを使用します。本来非鉄金属にはAZSというシリーズが有りますが、

CZSは銅加工にも向いているため、AZSの購入はせずCZSを使用します。

見積もり時に必要な刃物代を請求出来る時代に早くなってほしいです。

穴の底面と、六角の端面を同じ刃物で加工する事により、この部分の寸法公差±0.05を満足します。

別の刃物を使用すると、寸法測定の方法等により、公差を満足しない場合が有ります。

また、寸法にあまり気を付けなくても良くなります。

 

5.裏面面取り

表面と同様の面取りバイトを使用し、内径、六角部分を面取りする。

内径はネジ部分の面取りを兼ねるため、大きく面取りをします。また、内径は左回りで加工します。

六角部分はそのままの大きさで面取りとする。外径は右回りで加工します。

基本的にエンドミル等の刃物はダウンカットを推奨する為左右がきまります。

 

6.ミルスレッドM27P1.5メスネジ加工

ピッチ1.5のミルスレッドを購入すれば、

プログラムにより内径、外径ネジ、最小加工径以上であれば何Φのネジでも加工出来ます。

今回の内径のプログラムを大雑把に説明すると、

刃物を正回転させ、エンドミルで内径を削る様に一周回る時、刃物を1.5上げる

非常に便利なツールの1つです。

以上で全ての加工終了
ご相談お待ちしております。
お見積りお待ちしています。
ご相談も、お見積りも無料です。

 

真鍮1口メモ

・真鍮は銅と亜鉛の合金です。

・真鍮には3種類あり、銅と亜鉛の配合によって真鍮1種、2種、3種が有ります。

・真鍮1種は、銅(70%)、亜鉛(30%)の配合で深絞り、メッキ性が良く自動車用ラジエーター、薬きょう等に使用されます。

・真鍮2種は、銅(65%割)、亜鉛(35%割)の配合で絞り加工性が良くカメラ魔法瓶等に使用されます。

・真鍮3種は、銅(60%割)、亜鉛(40%割)の配合で強度が強く、一般板金加工用に使用されます。

 

カーメックス超硬ミルスレッドの特徴

・ネジ加工がワンパスで出来る。

 

環境への配慮 RoHS指令 カドミレス

RoHSは、Restriction of Hazardous Substancesの略で、

コンピューターや通信機器、家電製品などの電気製品に含まれる危険物質の

使用を禁止する欧州連合の指令である。

かつて日本の戦後復興時期において産業を優先させてきた結果、

重金属による環境汚染が問題となりました。

欧州連合(EU)では、2000年10月にELV指令(廃自動車指令)が発行されました。

これにより、2003年7月1日以降に市場に出る自動車の材料および部品に

鉛、カドミウム、6価クロムがふくまれることを禁じています。

2006年7月に施行され2011年7月に全面改訂された

RoHS指令(電気電子機器に含まれる特定有害物質の使用を制限する指令)では、

鉛、カドミウム、6価クロムと2種類の臭素系難燃剤の6物質の対象となる電気電子機器への

使用が禁止になりました。