A7075Φ15を使用し、NC旋盤加工後マシニング加工でフランジナットM6を切削加工する

A7075 Φ15を使用し、NC旋盤加工後、マシニング加工でフランジナットM6を切削加工する。

加工工程と写真を掲載し、順を追って説明します。

 

1.NC旋盤加工(チャック制作)

チャックを加工し、材料をチャッキングする。

 

2.NC旋盤加工(端面,外径荒加工)

荒引バイトを使用し、端面と、外径を荒加工する。

 

3.NC旋盤加工(M6下穴ドリル加工)

5.05のドリルを使用し、M6下穴加。

今回はポイントタップを使用し、M6のネジを加工するため、規格の穴あけ。

 

4.NC旋盤加工(M6面取り加工)

面取りバイトを使用し、M6下穴にM6用の面取り、Φ6.2くらいの面取りをする。

 

5.NC旋盤加工(六角部分荒加工)

溝入れバイトを使用し、六角部分の荒取り、マシニング加工での負担を減らします。

 

6.NC旋盤加工(端面,外径仕上げ加工)

仕上げバイトを使用し、端面,外径の仕上げ加工。

この工程により、長さ,外径の寸法並びに面精度(きれいさ)が決まります。

 

7.NC旋盤加工(突っ切り加工)

突っ切りバイトを使用し、突っ切る(品物を素材から切り離す)

品物はパーツキャッチャーに落下する(切り離し時落下する製品を受け止める)

 

8.NC旋盤加工(材料出し工程)

専用の工具で

素材を挟む→チャックオープン→必要分素材を出す→チャッククローズ→工具逃げる

以上でNC旋盤加工は終了、プログラムが先頭に戻り、新たに加工が始まる

 

9.マシニング加工(チャック加工)

NC旋盤で加工した品物をチャッキングする為、チャックを作る

フランジ部分をチャッキングする為、+0.02位の公差で加工する。

 

10.マシニング加工(ラフィングエンドミル荒加工)

ラフィングエンドミルを使用し、六角部分の荒加工

角部をR加工しておくと、バリが出にくいです。

 

11.マシニング加工(エンドミル端面仕上げ)

端面の仕上げ加工

六角の幅が10の為、12エンドミルを使用し、1回で仕上げる

NC旋盤加工に仕上げ代0.2ぐらいを付けておいて

その分をエンドミルで仕上げる

長さ、端面の面精度を仕上げる

 

12.マシニング加工(60°面取り)

六角の面取りは六辺の沿ってC面取り、もしくは60°の面取りです。

そのため、マシニングでの面取りは、先端120°の刃物を使用し、面取りをします。

 

13.マシニング加工(中心面取り)

先端90°の面取り用バイトを使用し、

中心にM6用の面取り

 

14.マシニング加工(M6タップ)

M6タップによる雌ネジ加工

以上でマシニング加工終了、完成品を取り外し、NC旋盤加工品を取り付け加工開始

A7075旋盤マシニング

以上でA7075フランジ付きM6ナットのNC旋盤加工+マシニング加工終了

皆様お気軽に、お試し感覚でもお見積りお待ちしています。

弊社で加工できなくても、お困り事ご相談に乗ります。