C2700薄肉パイプ加工実績多数|試作から量産まで対応

C2700t(薄肉真鍮パイプ)の加工でお困りではありませんか?

NC旋盤加工 薄肉パイプ

NC旋盤加工         薄肉パイプ

C2700t薄肉パイプは「刃物が傷みやすい」「変形しやすい」「チャッキングが難しい」「精度が安定しない」など、

加工が難しくトラブルが起きやすい素材です

特に C2700(高力黄銅)は切削性が良くなく、量産時に刃物が痛みやすく、もちがわるい ため

量産向きではなく、対応できる加工業者は多くありません

東北製作所では、 C2700t 素材径Φ65厚みt2.5の1mバー材を使用し

仕上がり寸法Φ64.2 × t2.1 × L5.5 のような加工を得意としています

NC旋盤はバー材加工の為の

専用チャック及び治工具の製作+ベンチレース加工 により

外径公差 ±0.1mm、長さ公差 0〜+0.1mm を安定加工しています

薄肉パイプ加工が得意な理由

● 専用チャックを製作し、変形を最小限に抑制

外周全体をなるべく把握できるチャックを製作し、薄肉材でも変形を抑えた高精度加工を可能にしました

● ベンチレースによる精密仕上げ

NC旋盤では難しい微細な仕上げも、ベンチレースで安定した品質を実現します

● 小ロット・特注対応

1個からでも対応可能、試作から量産までご相談ください

加工実績:C2700t Φ64.2 × t2.1 × L5.5

  • 外径:64.2(±0.1)
  • 内径:60(素材のまま)
  • 長さ:5.5(0〜+0.1)
  • 工程:専用チャック及び治工具製作→NC旋盤加工 → ベンチレース仕上げ工程
  • 特徴:切断などの工程をNC旋盤加工に集約し、薄肉材の変形対策を行い、安定した寸法で量産可能

「この仕様で加工できる?」という段階でも大歓迎です

図面が固まっていなくても問題ありません、 材質・寸法・数量・精度などをお知らせいただければ

最適な加工方法をご提案します。

  • 薄肉パイプの変形で困っている
  • 材料と切断費用が上がったが製品の価格を上げられない
  • C2700の加工を断られた
  • 小ロットで対応してくれる会社を探している
  • ベンチレース加工が必要な部品がある

こうしたお悩みがあれば、ぜひ一度ご相談ください

お問い合わせはこちらから

お見積もり・技術相談は、フォーム・電話・FAXにて受け付けています

「まずは相談だけ」でも大歓迎です

電話:045(381)6072

FAX:045(373)9155

 

NC旋盤及びベンチレースを使用し、真鍮C2700tパイプ材をバー材(1m)から切削加工します

外径Φ65,内径Φ60の定尺長さ2500mmのパイプ材

JISでは黄銅と規定されていますが、一般には真鍮と呼びますね

仕上がり寸法は外径64.2公差±0.1、内径60(素材のまま)、長さ5.5公差0~+0.1に加工します

真鍮パイプ加工品

真鍮パイプ加工品

完成品

 

今回の加工品について、写真を用いて工程を順番に説明します

真鍮C2700tパイプ加工

真鍮と聞くと切削性が良いと思われますが、切削性が良いのはC3604快削黄銅の事で

C2700は高力黄銅で、量産時は刃物は痛みます

0.NC旋盤材料入れ

NC旋盤加工 薄肉パイプNC旋盤加工 薄肉パイプ

Φ65薄肉真鍮パイプを準備する

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NC旋盤に入るように専用の治工具を制作し振れないようにセットする

1.NC旋盤チャッキング

NC旋盤加工 薄肉パイプNC旋盤加工 薄肉パイプ

専用のチャックを制作し、NC旋盤でΦ65のパイプをチャッキングします

通常の3方チャックですと、接触する3方からの把握力が強く、パイプ材が三角形になり

そのまま切削加工すると、おむすび型に加工されます

 

2.NC旋盤R0.8加工(超硬チップ使用)

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内径仕上げ加工用の刃物を使用し、内径R0.8を加工する

加工時は外径をチャッキングして加工するため、外径と内径の振れ(同芯度)が重要になります

素材の寸法公差は大きいため、加工品での公差も必要になります

R0.8ですが、大きさにはとらわれません

丸くなっている事が重要とします

NC旋盤加工 薄肉パイプNC旋盤加工 薄肉パイプ

NC旋盤加工 薄肉パイプNC旋盤加工 薄肉パイプ

 

3.NC旋盤端面仕上げ加工(超硬チップ使用)

NC旋盤加工 薄肉パイプ

端面仕上げ加工用の刃物使用し、端面を仕上げる

刃物が傷み、表面がガサガサになってしまう事を注意する

NC旋盤加工 薄肉パイプNC旋盤加工 薄肉パイプ

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4.NC旋盤突っ切り荒加工(超硬チップ使用)

NC旋盤加工 薄肉パイプNC旋盤加工 薄肉パイプ

溝入れ用の刃物を使用し、外径の面取りと突っ切りの荒加工をする

超硬チップの最大の特徴が傷みにくく欠けにくい事が重要なため

突っ切るまでは長さが足りません(長いと欠けや折れに弱くなる)

切削スピードを速くし、面取りと突っ切れるギリギリまで溝を入れます

NC旋盤加工 薄肉パイプNC旋盤加工 薄肉パイプ

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5.NC旋盤突っ切り加工(ハイスチップ使用)

NC旋盤加工 薄肉パイプ

溝入れ用の刃物を使用し、突っ切る

ハイスチップですと深い溝入れ用の刃物が有る為、厚み2.1は十分に突っ切れます

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突っ切りの最中の良き所でパーツキャッチャー(受け取り箱)を出す

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そのまま突っ切りを進める

突っ切れた時、パーツキャッチャーに加工品が落下する

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パーツキャッチャーを閉じると、加工品が完成した箱に収まる

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6.NC旋盤引っ張り(専用工具)

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専用工具を近づける 挟み込む    チャックオープン  必要な長さ引っ張る チャッククローズ 専用工具を逃がす

NC旋盤加工 薄肉パイプ

1.の状態になり2個目の切削加工が始まります

ベンチレス

内径把握で加工する

NC旋盤加工 薄肉パイプ

今回の加工品の専用チャックを制作する

NC旋盤加工 薄肉パイプ

加工工程を考え、必要な刃物を取り付ける

 

ベンチレース内径把握端面加工

NC旋盤工程が終了した加工品をNC旋盤加工面を反対にし、内径把握でチャッキングする

ベンチレース上の刃物で端面を加工する。

全長5.5mm 公差0~+0.1mmで加工する。

本来は外径把握が基本ですが、今回の製品は外径を加工しなければならない為

内径把握にする、内径把握の場合はチャックと製品のクリアランスが微妙になります

C2700外径加工ベンチレース外径加工C2700内径面取り

↑ベンチレース手前の左側の刃物で外径を削り、右側の刃物で内径糸面取りする。

ベンチレース刃物ベンチレース刃物C2700外径面取り

↑ベンチレース奥側の刃物で外径面取り、

左側の刃物でC0.8 右側の刃物でC0.5を加工する。

以上で仕上げ工程目は終了

再度最初に戻りチャッキングから

 

刃物の製作からチャックの加工を経て製品の製作に入ります

職人さんの感覚やノウハウはすごいもので、正に昭和の物作りです

 

ベンチレースとは

ベンチレースは卓上旋盤とも言われますが、大きさはいろいろ有ります

ベンチレースの最大の特徴としてコレットチャックが挙げられます

加工物をコレット(筒状)のチャックで把握する。これをコレットチャックと言います

 

旋盤は3つ爪チャックで素材との接地面積が少ない為、しっかりと把握しないと加工出来ない

メリット・・・大きな力でしっかりと把握できる。NC旋盤等は油圧で把握する

デメリット・・力が大きい為今回の製品のように薄い製品は変形

形状によってはチャックの傷が付く

 

コレットチャックは素材と接地面積を大きく出来るため小さな力で把握出来る

メリット・・・外周全体を把握するため、小さな力で把握出来る

形状の変化がほぼ無い

デメリット・・小さな力で把握する為、加工自体は強加工に向かない

仕上げ等軽い加工に向く

 

現在はNC旋盤で全てが事済んでしまう為、日本には無くなりつつある卓上旋盤です

 

快削黄銅(C3602・C3604)について!特徴を詳細に解説していきます!

快削黄銅(C3602・C3604)とはどのような金属なのでしょうか。

普通の黄銅とはどう違うのか分からず困っていませんか。

具体的な成分元素を知りたい人も多いでしょう。

快削黄銅は普通の黄銅と比較し、切削加工に適している合金です。

そのため、ねじや歯車などの繊細な切削加工を要する製品の素材として使われます。

この記事では快削黄銅の既要から特徴まで解説します。

ぜひ、快削黄銅への理解を深める参考にしてください。

快削黄銅(C3602・C3604)は、黄銅に鉛(Zn)を加えたものです。

そもそも黄銅は銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金で、真鍮とも呼ばれます。

強度や展延性が適度で扱いやすい素材として、古くから親しまれてきた金属です。

黄銅は磨くと美しい金色の光沢を放つことから、日本では昔から小判や仏具に使われてきました。

現代では五円玉や水洗便所の部品、鉄道模型の素材などに使われています。

続いて、C3602とC3604の特徴を見ていきましょう。

特に優れている性質

・破削性

・溶接性

・めっき性

・シャー切断性

・プレス加工性

良好な性質

・伝導率

・耐食性

・冷間鍛造

比較的劣る性質

・耐摩耗性

ただし、具体的な性質はメイカーや製品によってばらつきがあります。

なぜなら、合金の成分比率にはある程度の幅があるためです。

たとえば、JIS規格の成分表によると、C3602における銅の比率は59.0~63.0%, C3602においては57.0~61.0%となっています。

これらの数値だけを見ているとC3602のほうが銅に富んでいますが、実際にはC3602の銅比率が59.0%、C3604では61.0%という場合も考えられます。

そのため、成分のばらつきがあっても安定的に加工できるよう、苦労している加工メーカーが少なくありません。

まとめ

快削黄銅(C3602・C3604)の既要や性質について解説しました。

快削黄銅は黄銅に鉛を加えることで破削性を高めたものです。

切削加工しやすいことから、精密な切削加工が求められる機械部品などに使われています。

そのような快削黄銅ですが、適切に加工するには充分な技術が求められます。