NC旋盤+マシニング 真鍮C3604丸棒Φ38穴偏芯加工
Φ38の真鍮C3604のバー材丸棒を使用し、NC旋盤加工後マシニングにて切削加工します
仕上がり形状は外径36、28h8の段、長さ15、内径24H8で1mm偏芯を加工します
NC旋盤加工とマシニング加工は、横浜市神奈川区にある東北製作所にご相談ください
今回は組み立て部品屋さんからの仕事です
弊社は横浜市神奈川区でNC旋盤及びマニングを中心に部品の切削加工を行っております。
外注加工先に関するお悩みがございましたら、ぜひご相談ください。
既製品では入手できないカスタムメイドの部品加工も承っております。図面をFAXまたはメールでお送りいただければ、
直接の部品加工依頼、見積もり、ご相談に対応いたします。
お気軽にご相談ください
NC旋盤加工
NC旋盤加工1工程
最大外径Φ36部分も加工して仕上げるため、材料はΦ38のバー材丸棒を使用する。
NC旋盤をΦ38がチャッキングできるようにして材料をチャッキングする。
NC旋盤加工2工程
外径及び端面荒加工の刃物を使用し、荒加工する
径及び端面の寸法はプログラムで設定できるので仕上げ代+0.2を付け加工する
使用する刃物は最初に補正を出しておきます
加工して微調整します
外径の仕上がり寸法はΦ28h8(0~ー0.033)の寸法公差が有る為、注意が必要です
NC旋盤加工3工程
22のドリルを使用し、穴をあける
マシニングでの穴あけ工程を低減し、突っ切り工程の低減も担います
NC旋盤加工4工程
外径に幅4径27で溝を加工する
幅2mmの刃物を使用し、プログラムで幅4mmまで広げる
NC旋盤加工5工程
外径及び端面仕上げ加工用の刃物を使用し、仕上げ加工をする
最初に説明しましたが、Φ28h8(公差0~ー0.033)の為、
旋盤加工での最大の仕事となります
通常はノギスで測定しますが、公差が厳しいため、マイクロメータで測定します
NC旋盤加工6工程
溝入れ用の刃物を使用し、チャック側の面取り後
加工品を突っ切ります
外径は端面の仕上げ代0.2を考慮し、C0.5面取りをします
パーツキャッチャーを出し、突っ切ります
NC旋盤加工7工程
材料を引っ張り、必要な長さを出す
工程としては
材料を挟む→チャックオープン→必要な長さを出す→チャッククローズ→道具を逃がす
工具が逃げ、1工程目から切削加工が始まります
以上でNC旋盤加工は終了です
ベンチレース加工
ベンチレースを使用し、NC旋盤加工の反対側(突っ切り側)の端面を仕上げる
加工に必要なチャックを加工する。チャックの材質は鉄の為、チャックを加工し全体を清掃する
NC旋盤加工品をチャックし、端面を仕上げ加工する
今回は内径の穴は偏芯加工になる為、内径の面取りは省く
以上でベンチレース加工は終了です
マシニング加工
マシニング加工1工程
バイスに丸物チャッキング用の治工具を取り付け、加工する
チャッキング部分+0.02程度大きくし、チャッキングする
マシニング加工2工程
非鉄金属用のラフィングエンドミルを使用し、Φ20及び24H8の
中心から1mm偏芯の荒加工をする
プログラムでの制御の為、旋盤加工の様に大掛りな治工具等は必要ありません
芯が1mm偏芯した荒加工が出来ましたが写真が上手く撮れませんでした
マシニング加工3工程
穴の裏面取り用の刃物を使用し、20部分の裏面取りをする
ノガ・ジャパン様の表裏面取り用刃物
裏座ぐりミニチャンファーを使用します
プログラムや加工後の仕上がりが表から見えないのが大変ですが
1度苦労をして段取りをすればこれほど楽な刃物は有りません
手作業での面取りと比べても刃物で加工した方がきれいに出来上がります
マシニング加工4工程
面取り用の刃物を使用し、穴の表面の面取り加工をする
1mm芯ずれしていても、先端90°の面取り用刃物をプログラムで制御します
マシニング加工5工程
非鉄金属の仕上げ用のエンドミルを使用し、Φ20及び24H8(0~+0.033)を仕上げ加工する
24H8の細かい寸法は刃物の補正で寸法を出します
ホールテスターを使用し、内径を測定します
ホールテスターとは内径穴用のマイクロメーターです
以上でこの製品は完成です