S45Cのキー溝加工|マシニングによる高精度追加工
キー溝加工とは?
キー溝加工(キーみぞ加工)とは、軸と歯車・プーリー・カップリングなどを確実に固定し、
トルクを伝達するための溝(キー溝)を加工することです。
軸側とボス側(穴側)の両方に溝を加工し、そこに「キー」と呼ばれる金属片を挟み込むことで、
部品が空転せずに力を伝えられるようになります。
🔧 キー溝加工の目的
- 軸と部品の回転を同期させる
- トルクを確実に伝達する
- 位置決めを安定させる
- 空転やズレを防止する
機械要素としては非常に基本ですが、精度が悪いと振動・摩耗・破損につながるため、
加工品質がとても重要です。
🔩 主なキーの種類
| 種類 | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| 平行キー(最も一般的) | 断面が長方形 | モーター軸、減速機、一般産業機械 |
| 片丸キー | 片側が丸い | 中軽負荷の用途 |
| 半月キー(ウッドラフキー) | 半円形 | 小径軸、工具軸など |
| 勾配キー | テーパー形状 | 重負荷、古い機械で使用されることが多い |
🛠 主な加工方法
1. ブローチ加工
- 穴側のキー溝加工で最も一般的
- 高精度・高再現性
- 中量〜量産向き
2. キーシーター(キー溝専用盤)
- 単品〜小ロット向き
- 深い溝や特殊サイズにも対応しやすい
3. ワイヤーカット
- 高精度・特殊形状に対応
- コストは高め
4. マシニングセンタ(エンドミル加工)
- 単品・試作向き
- 小径キー溝や特殊位置に便利
5. NC旋盤+ミーリング機能
- 複合加工機で一体加工が可能
- 同芯度が高くなる
📏 キー溝の規格
一般的には JIS B 1301(平行キー) に基づいて寸法が決まっています。
例:軸径 20mm → キー幅 6mm、キー溝深さ 2.8mm(軸側)
規格に沿って加工しないと、部品が入らない・ガタつくなどの問題が起きます。
💡 現場でよくあるポイント
- キー溝の公差が厳しい(特に幅)
- 芯ずれがあると振動の原因になる
- ブローチ加工は治具が必要
- マシニング加工はバリ取りが重要
- 材質によって加工方法を変える必要がある
真鍮や 鉄鋼、アルミ 、SUSなどもキー溝加工の対象としてよく使われます
S45C材のキー溝加工ならお任せください
協力工場で S45C φ17部品を旋盤加工した後、当社マシニングセンターにて
キー溝追加工を行った事例をご紹介します。 単品・小ロット・支給材での加工にも柔軟に対応しています。
加工内容:S45C φ17部品のキー溝加工
- 材質:S45C
- 加工方法:マシニングセンターによるキー溝追加工
- 用途:精密シャフト部品
- 特徴:協力工場のCNC旋盤で外径加工 → 当社でキー溝加工を実施する二段構成
協力工場との連携による高精度加工
当社では、小径シャフト加工を得意とする協力工場と連携し、
旋盤加工(ワンチャック) → マシニング加工 の流れで高い同軸度を実現しています。
● ピーターマン式CNC旋盤の特徴
- φ25以下の精密シャフト加工が得意
- コレットチャックによる高い把握精度
- ワンチャック加工により 同軸度ほぼ0 を実現
旋盤側で高精度に仕上げた後、当社マシニングでキー溝を追加することで、
位置精度・同軸度・仕上がり品質を高いレベルで確保できます。
東北製作所の強み
1. 小ロット・単品加工に強い
家族経営の柔軟性を活かし、特注品・単品・小ロットにも対応。
2. 支給材の追加工も歓迎
「この部品にキー溝だけ追加したい」 「旋盤加工はできるがミーリングが苦手」 といったご相談にも対応します。
3. コストを抑えた高品質加工
厳選した協力工場と連携し、品質とコストのバランスを最適化。
4. 図面1枚から相談可能
「こんな加工できる?」という段階でも気軽にご相談ください。
加工可能範囲(例)
- 材質:S45C、S50C、その他鋼材
- 形状:シャフト、丸物、治具部品
- キー溝:幅・深さ・長さは図面に応じて対応
- ロット:1個〜量産前の試作まで対応
お問い合わせ
S45Cのキー溝加工、シャフト加工、追加工でお困りでしたら、ぜひご相談ください。
- 株式会社 東北製作所(横浜市神奈川区)
- 対応:NC旋盤加工・マシニング加工・追加工
- お問い合わせ方法:フォーム・電話・FAX