SS400 マシニング加工 t9×32×109のレーザー加工品を追加工

鉄板 SS400 マシニング加工、お客様よりレーザー加工された板を支給して頂き、マシニングによりメスねじM3 M4 M6のねじを追加工します。

SS400 マシニング追加工

SS400 マシニング追加工

弊社は横浜市神奈川区でNC旋盤及びマシニング等の機械を使用し、切削部品加工をしています。いろいろな業種との繋がりもございますので、見積もり依頼お待ちしています。こんな事出来る?こんな値段で出来る?にも挑戦します。

写真を使用し、工程を順を追って説明します。

レーザー加工品レーザー加工品

1.センター加工

SS400 マシニング加工SS400 マシニング加工SS400 マシニング加工

センター加工はセンタードリルを使用し加工します。

センタードリルは、溝長が短く剛性が有り刃の形状が位置ずれしにくい構造になっている。

本来センター穴を開ける為のドリルですが、通常のドリルでの穴あけ加工をする際の

位置決めに使われる。

センタードリルにはA,B,C,R型が存在し、先端角度も60°、75°、90°、120°と

用途に合わせて使用するセンタードリルは変わります。

SS400 マシニング加工SS400 マシニング加工SS400 マシニング加工

 

2.ドリル加工

マシニング ドリル加工マシニング ドリル加工マシニング ドリル加工マシニング ドリル加工

今回はM3、M4、M6のメスネジを加工するため3本のドリルを使用します。

タップはポイントタップ、通常の貫通穴用のタップを使用します。

ドリル寸法は

(ネジサイズ)ー(ピッチ)+0.1のドリルを使用します。+0.1は通常

ネジサイズーピッチで決まりますが、ネジ加工後の公差はプラス方向にある為

+0.1大きいドリルを使用します。

M3=M3×P0.5= 3-0.5=2.5+0.1= Φ2.6のドリル

M4=M4×P0.7= 4-0.7=3.3+0.1= Φ3.4のドリル

M6=M6×P1.0= 6-1.0=5.0+0.1= Φ5.1のドリル

マシニング ネジ下穴加工マシニング ネジ下穴加工マシニング ネジ下穴加工

マシニング ネジ下穴加工マシニング ネジ下穴加工マシニング ネジ下穴加工

3.面取り加工

面取り刃物面取り刃物

面取りとは角または隅を斜めに削る加工方法の1つです。

JIS規格ー機械製図においては、寸法補助記号の表し方が規定されています。

 

丸の面取り・・・記号Rを寸法数値の前に同じ大きさで記入

R1→丸い面取りで幅1mm×1mmの丸い面取りを表す。

角の面取り・・・記号Cを寸法数値の前に同じ大きさで記入

C1→45°の面取りで幅1mm×1mmの45°の面取りを表す。

 

今回はタップ加工の面取りの為45°面取りで各サイズに応じた面取りの大きさになります。

よって先端90°の面取りドリルを使用します。

面取りはバリの除去の要素が大きいです。

マシニング 面取り加工マシニング 面取り加工マシニング 面取り加工マシニング 面取り加工

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4.タップ加工(メスネジ加工)

マシニング タップ加工M6マシニングタップ加工M6 M6マシニング タップ加工M6

 

 

マシニング タップ加工M4マシニング タップ加工M4M4マシニング タップ加工M4

 

マシニング タップ加工M3マシニング タップ加工M3M3マシニング タップ加工M3

タップも各社いろいろなタップを開発し、それぞれの加工や素材に合ったシリーズを

取り揃えていますが、

SS400は各社の汎用タップで十分にまかなえます。

今回はネジが貫通の為ポイントタップを使用します。

タップ加工の場合タッパーを使用する事で、スラスト力が減少し、

工具寿命の延長、ネジ精度の向上に有効です。

弊社はカトウタッパーを使用します。

特徴として、

従来の伸縮タッパーは機械の「回転と送りの同期誤差」を吸収する機構でした。

それに対し、マイクロフロートの微小伸縮は、タップ及びワークにかかる負荷を

吸収する機構になっています。

以上でこの製品は完成です。
見積もり、ご相談お待ちしています。