SS400 マシニング加工 t9×32×109のレーザー加工品を追加工
鉄板 SS400 マシニング加工、お客様よりレーザー加工された板を支給して頂き
マシニングによりメスねじM3 M4 M6のねじを追加工します
NC旋盤加工とマシニング加工は、横浜市にある東北製作所にご相談ください
私たちの会社は、横浜市神奈川区にてNC旋盤やマシニングなどの機械を駆使し、切削部品の加工を行っています
外注加工先でお悩みでしたら、ぜひご相談いただければと思います
多様な業界との連携がありますので、見積もりのご依頼をお待ちしております。どんなことでも、どんな価格でも、相談を含め挑戦してみせます
今回の加工品について、写真を用いて工程を順番に説明します
お客様よりレーザー加工機で切断された製品を支給して頂く
レーザー加工機での加工の場合、材料表面とレーザーが抜ける裏側でテーパーになる事が有り
材料のチャッキングが出来るか心配でしたが、無事チャッキングが出来ました
1.センター加工
センター加工はセンタードリルを使用し加工します。
センタードリルは、溝長が短く剛性が有り刃の形状が位置ずれしにくい構造になっている。
本来センター穴を開ける為のドリルですが、通常のドリルでの穴あけ加工をする際の
位置決めに使用される。
センタードリルにはA,B,C,R型が存在し、先端角度も60°、75°、90°、120°と
用途に合わせて使用するセンタードリルは変わります。
2.ドリル加工
今回はM3、M4、M6のメスネジを加工するため3本のドリルを使用します。
タップはポイントタップ、通常の貫通穴用のタップを使用します。
ドリル寸法は
(ネジサイズ)ー(ピッチ)+0.1のドリルを使用します。+0.1は通常
ネジサイズーピッチで決まりますが、ネジ加工後の公差はプラス方向にある為
+0.1大きいドリルを使用します。
M3=M3×P0.5= 3-0.5=2.5+0.1= Φ2.6のドリル
M4=M4×P0.7= 4-0.7=3.3+0.1= Φ3.4のドリル
M6=M6×P1.0= 6-1.0=5.0+0.1= Φ5.1のドリル
3.面取り加工
面取りとは角または隅を斜めに削る加工方法の1つです。
JIS規格ー機械製図においては、寸法補助記号の表し方が規定されています。
丸の面取り・・・記号Rを寸法数値の前に同じ大きさで記入
R1→丸い面取りで幅1mm×1mmの丸い面取りを表す。
角の面取り・・・記号Cを寸法数値の前に同じ大きさで記入
C1→45°の面取りで幅1mm×1mmの45°の面取りを表す。
今回はタップ加工の面取りの為45°面取りで各サイズに応じた面取りの大きさになります。
よって先端90°の面取りドリルを使用します。
面取りはバリの除去の要素が大きいです。
最大のネジがM6の為、8mmの面取り用刃物1本ですべてを加工します。
4.タップ加工(メスネジ加工)
タップも各社いろいろなタップを開発し、それぞれの加工や素材に合ったシリーズを
取り揃えていますが、
SS400は各社の汎用タップで十分にまかなえます。
今回はネジが貫通の為ポイントタップを使用します。
タップ加工の場合タッパーを使用する事で、スラスト力が減少し、
工具寿命の延長、ネジ精度の向上に有効です。
弊社はカトウタッパーを使用します。
特徴として、
従来の伸縮タッパーは機械の「回転と送りの同期誤差」を吸収する機構でした。
それに対し、マイクロフロートの微小伸縮は、タップ及びワークにかかる負荷を
吸収する機構になっています。
以上でこの製品は完成です。
見積もり、ご相談お待ちしています。
レーザー加工1口メモ
レーザー加工は、高密度のレーザー光を用いて材料の切断や穴あけ、
彫刻などを行う加工方法です。
レーザー光は光の一種で、指向性、単色性、コヒーレンス、収束性などの特徴があります。
具体的には、レーザー発振器で生成したレーザー光を
反射ミラーなどで伝送し、集中レンズで集光させてエネルギー密度を高め
対象物に照射します。
材料の表面温度を上昇させ、融解や蒸発を引き起こす原理です。
レーザー加工は、複雑で微細な加工が可能で、作業効率が高く、金型を必要としないため、
さまざまな業種で利用されています。