SUS303 NC旋盤加工+ベンチレース加工+マシニング加工
ステンレスをNC旋盤加工します。SUS303ピーリング丸棒のバー材(1m)を使用しNC旋盤加工後
ベンチレース加工で端面を仕上げ、マシニングを使用し、長穴加工します
仕上がり寸法はΦ22×5.5Lの為、Φ24のピーリング材を使用し、加工します
NC旋盤加工とマシニング加工は、横浜市にある東北製作所にご相談ください
弊社は横浜市神奈川区でNC旋盤及びマシニング等の機械を使用し、切削部品加工をしています
皆様のお役に立てるよう、いろいろな業種との繋がりもございますので
直接の加工依頼、見積もり、ご相談お待ちしています
外注加工先でお悩みでしたら、ぜひご相談いただければと思います
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既製品では手に入らない部品の加工依頼を承ります
ピーリング材とはステンレスの材料でよく使用される材料です
SUS303は切削性が良く弊社でも多く使用する材料です
ただし、精密な溶接が難しいのか溶接品にはあまり使用されません。溶接の場合はSUS304が多いです
ステンレスはピーリング材と、研磨材が有り、値段も違います
今回は某光学系の企業様からの受注です。寸法はもとより、表面のキズ、打痕、擦り傷に特に注意です
ステンレス系は得意としています
今回の加工品を写真を使用し、工程を順を追って説明します
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NC旋盤加工
1.チャッキングし、端面、外径荒加工
荒加工用の刃物を使用し、端面と外径を荒加工する。
プログラムで制御し、1段Φ18も加工します。
2.センターリング加工
中央に長穴を加工するため、穴が触れたり芯ずれしないようにセンターリング加工します。
3.中心ドリル加工
中心に長穴を加工するため、長穴の幅より0.1小さいドリル加工をします。
4.突っ切り加工(面取り)
ここで1手間と次工程のベンチレース加工を楽にするため、反対側に面取り加工をします。
この工程で次工程が楽になり寸法も出ます。
5.外径、端面仕上げ加工
仕上げ用の刃物を使用し、外径、端面を仕上げる。
段差のΦ18の公差が0~ー0.1のため、公差に入るように仕上げる。
端面は仕上げ代0.2を付け表面精度も出す。
6.突っ切り加工(切断)
突っ切り用の刃物を使用し、突っ切る(切断)溝入れの要領で突っ切る。
突っ切りは径が0まで行くと結構大変なため、中央のドリル加工が効いてきます。
7.引張
材料を挟む、チャックオープン、引っ張る、チャッククローズ、逃げる
プログラムが終了して、1工程目から加工開始。
以上でNC旋盤加工は終了です。
ベンチレース加工
1.チャック制作
最大外径のΦ22にチャックを加工する。
2.チャッキング
NC旋盤加工品をチャッキングする。
3.端面加工
NC旋盤加工時に面取りをしておいたため、端面を仕上げる工程のみで終了
端面を加工し、全長5.5及び表面精度を出す(きれいさ)
以上でベンチレース加工は終了です。
マシニング加工
1.チャッキング
その都度チャッキングする治工具を加工する。
チャッキングする製品が入るように0.02mmづつ大きくし、入ったらOKとする。
2.センターリング
次工程のドリル加工の為にセンターリング加工する。
ドリル加工の次工程のエンドミル加工の為に貫通穴を開ける。
本来はセンター穴無しでもドリルは加工できますが、
仕上がり寸法幅3.4
ドリル3.3
エンドミル3の為、制度の良い穴を開ける。
エンドミルは深さ(Z方向)に加工できるエンドミルは有りますが、欠損等が怖いです。
3.ドリル加工(3.3)
エンドミルの下穴(深さ方向)として穴を開ける。
4.エンドミル荒加工(Φ3)
エンドミルを使用し、長穴を加工する。
仕上がりは幅3.4長さ12.2の為、3のエンドミルを使用し、プログラムで寸法にします。
厚みが5.5の為、2mmづつ3回に分けて荒加工します。
5.面取り加工
図面上C0.3の面取り指示が入っているため、C0.3で面取りします。
C0.3とは90°の角部に縦0.3横0.3の面取りをすることです。
先端が90°の面取り用の刃物を使用し、浅く入れ大きく加工するか、深く入れ小さく加工するか
面取り用の刃物は他の加工にも使用するため、使用していない部分を使用し、プログラムで調整します。
加工後に測定し、0.1小さければ0.1深くして加工すればC0.3を満足します。
プログラムをUSB等記録媒体に保存しておけば2度目からは調整の工程はスムーズになります。
6.エンドミル仕上げ加工
荒加工と同じ刃物を使用し、仕上げ加工
仕上げ加工は6mm深さ方向にエンドミルを入れ、1周加工し仕上げます。
面精度及び寸法
以上でマシニング加工は終了です。
お見積り、ご相談お待ちしています。