SUS303(ステンレス) ∮68×∮26×L27-6-9キリ
1工程
材質SUS303 材料サイズ∮70×28Lを使用します。
材料サイズに旋盤用チャック(生爪)を加工し、チャッキングします。
2工程
外径及び端面を荒挽きバイトで荒挽きします。→材料を削る量やスピードによってチップを選択します。ほぼ同じチップを使用しますが、
モリモリ削る場合には多少割高でも専用のチップを使用した方が使用するチップの数量、加工時間で割安に加工できる場合が有ります。
3工程
中心穴あけ加工
3工程
外径及び端面を仕上げバイトで図面寸法に仕上げます。仕上げは主に寸法、表面精度(表面の綺麗さ)を求められる為、選択が必要です。
4工程
中心部分の穴あけ
今回の部品は内径∮26が仕上がり寸法の為
ガンドリル(チップ式のドリル)を使用します。特徴としては切削速度が速く(早く穴が開く)切粉の(削りカス)処理が容易である(切粉がつながらない)(切り屑処理が良い)
穴あけ工具の詳細は別の機会に詳細を説明したいと思います。
ドリルによる穴あけ加工は材質、穴サイズ、穴の深さ、穴の使用目的(メスネジの為の下穴)等等により選択しますが、
一般的には汎用ドリルで、つかむ部分(機械でのおさえ)テーパーシャンク及びストレートに分類されるくらいで使用します。
5工程
内径粗挽き、仕上げ加工、内径はできるだけドリルが粗挽き工程を担当する為、(削れる、仕上がる)が1本の工具(チップ)に要求されます。
通常は入り口(端面部分は)はC面取り(直線の面取り)ですが、今回はR面取り(丸い面取り)です。