SUS304 マシニングで切削加工部品を製造します t14×20×L45 端面R10-M12右左ネジ
ステンレス SUS304のマシニング加工します
ステンレスSUS304HOT材のt16×25×46の平角棒を使用し、仕上がり寸法はt14×20×45で端面に
M12の右ねじ、左ねじをマシニングを使用し、切削加工します
NC旋盤加工とマシニング加工は、横浜市にある東北製作所にご相談ください
私たちの会社は、神奈川県横浜市でNC旋盤やマシニングセンターを活用し、様々な切削部品の加工を行っています
幅広い業界との連携がありますので
お見積もりやご相談はお気軽にどうぞ
外注加工先でお悩みでしたら、ぜひご相談いただければと思います
お客様の「こんなことできるかな?」や「この価格で対応可能か?」といったご要望にも、積極的にお応えします
今回の加工品を写真と工程を基に詳しく説明します
材料屋さんに、SUS304 HOT t16×25の規格品を46で切断して頂き納入
マシニング加工
バイスにチャッキングする。
1工程ー1.ラフィングエンドミル荒加工
一番削るR10部分を数回に分け加工
これで残り代は1mmなので、外周を加工する。
上部にバリが多く出るが、ラフィングエンドミルの特性です。
ラフィングエンドミルは、切削加工に使うエンドミルの1種で
先端の形状は平たんで通常のエンドミルと同様だが、
側面に凸凹が有り、通常のエンドミルより多く切り込める(多く削れる)
切削時の切子は細かくなる、主に荒加工に使用される。
1工程ー2.センタリング
R10部分の中心にΦ10.5の穴を開ける為センターリング(位置決め)する。
1工程ー3.Φ10.5穴あけ
Φ10.5のドリルを使用し、穴を開ける。
1工程ー4.上面の正面加工
東芝タンガロイ社のTUN G MILLを使用し、
上面を加工します。
各社いろいろな呼び方が有り、いろいろな種類を出します。
1工程ー5.外周の仕上げ
仕上げ用のエンドミルを使用し、外周を仕上げます。
写真では変化があまりありませんが、寸法と表面精度を出します。
1工程ー6.面取り加工
図面上全周C1の指示の為、側面はエンドミルで、上面は面取りバイトで加工します。
ここまでで、1工程目は終了です。
2工程ー1.ラフィングエンドミル加工
1工程目が終了した製品を裏返し、チャッキングする。
残り部分をラフィングエンドミルで荒加工する。
いきなり上面加工をすると角部分が欠けたりする為、見極めが重要です。
2工程ー2.上面の正面加工
上面を加工し、厚みの寸法を出します。
次工程でネジ加工をする為、厚みの寸法は±0.02くらいで管理します。
2工程ー3.面取り加工
全周C1の為、裏面も面取りバイトでC1加工します。
ここまでで2工程目は終了です。
3工程ー1.センター加工
M10×P1.5の左ネジを加工します。
t14×20の中心にセンター加工
3工程ー2.ドリル加工
8.5のドリルでネジの下穴を加工
図面上細かく使用ドリルサイズ、下穴深さ、ネジの深さ等を
指示する図面が有りますが、どういう了見で寸法指示するのか分からない
場合も多いです。
3工程ー3.面取り加工
面取りバイトでM10用の面取りをします。
Φ10.2くらいに面取りします。
3工程ー4.M10タップ加工
今回は止まり穴の為、スパイラルタップを使用します。
申し訳ありませんが撮影がうまくいきませんでした。
上が左ネジ用のタップで、下が右ネジ用のタップです。
通常・・・タップが1週右に回る時、下方向に1.5mm移動する。
そのまま図面上の規格まで加工する。
逆回転左させ、上げる、プログラムで作動
左・・・・タップが1週左に回る時、下方向に1.5mm移動する。
そのまま図面上の規格まで加工する。
逆回転右させ、上げる、プログラムで作動
左ネジは種類が無い為、SUS加工には気を使います。刃物の痛みも激しい
以上で製品完成です。
お見積り、ご相談お待ちしています。
ステンレス平角棒SUS304
一口メモ
・鉄板やアルミに比べて高温に強く耐火性に優れています。
・鉄板に比べて強度が大きいので切断や曲げ加工に、より力は必要ですが、適当な治具、工具を使用すれば容易に加工できます。
・熱膨張率がアルミより少ないため、長尺屋根等に用いた時有利です。
・保温性が良く浴槽などに絶好です。
ステンレス マシニング加工例
SUS304 板材加工例